酒は発作を止める手段になりえるか？

個人的に、酒を飲んだときに発作を起したことはありません。

アルコールの力で神経が麻痺し、リラックスしているので、気分がふさぐことが減っているのだと思われます。健康と家計の問題で酒を毎日飲むわけにはいけませんから、私はストレスが溜まったり、気軽に発散したときに飲むようにしています。

数回ですが、アルコールで予期不安が収まった経験もありました。

突然の不安感に押しつぶされそうになって、にっちもさっちもいかなくなったときに、台所にあったウィスキーを突発的にラッパ飲みしたのです。

カッと喉元と食道と胃が熱くなり、心音が高まりました。もう一度ラッパ飲みすると、アルコールが全身をかけめぐり、体温が急上昇したような感じになり、予期不安はきれいに消えました。

気つけみたいなものでしょうか。

常時アルコールを部屋に置いてはいないため、試す機会は少ないですが、四十度以上の強いアルコールなら有効な場合もあると思います。

気分を変えるのに絶大な効果を発揮するフェイシャル・ペーパーも、エタノールが含まれています。アルコールの副交感神経へ刺激を与える即効性は馬鹿にできません。

人によってはアルコールが引き金となって発作を起したり、重篤化する可能性も否定できませんから、耐性と体質が大きく関係していると思われます。